こんにちは!
宮城・仙台 ~ 遠藤 萌香*えんどう もえか声楽教室の遠藤萌香です。
レッスンをしていると、ときどきこんな場面があります。
「ここ、前回も同じところでつまずいたね~」
「あれ?言われた気がするけど、どこだったっけ?」
・・・そう、楽譜にメモをしていないパターンです!
◆「わかっている」「覚えている」は、意外とすぐ消える
レッスンで「ここはもう少し柔らかく」「この音、前の音より少し高いですよ」とお伝えすると、
「はい、わかりました!」と返ってくることが多いです。
でも、次のレッスンの日に同じ曲を歌ってみると、
「あれ?また同じところでつまずいてる…」ということがよくあります。
レッスン中って、先生の話を聞きながら、音を出して、姿勢も気にして…と、頭の中はフル回転。
そのときは「なるほど~!」と思っても、家に帰る頃には、半分くらい忘れてしまっていたりします。

でも、それって全然悪いことじゃないんです。
人の脳ってそういうもの。
努力が足りないわけでも、記憶力が悪いわけでもありません。
単純に「情報を見える形にしていない」だけなんです!

だからこそ、楽譜にメモしておくことが大事なんです!
◆楽譜はあなたの“音楽ノート”♪
楽譜は、ただ音を読むための紙ではなく、
自分だけの音楽ノートに育てていくものです。
・ブレスの位置
・声の方向(前に、上に、内に)
・発音のポイント
・感情の動き
・テンポの変化
これらを、すべて「自分の言葉」でメモしていくと、
楽譜がまるで“あなたの先生”のように、毎回ヒントをくれるようになります。

書き込みがある楽譜って、
ちょっとぐちゃぐちゃして見えるかもしれません。
でも実は、それこそが上達している証拠!
「ここブレス忘れない」「この“a”は笑顔で」「ここ低め注意!」
そんなメモがあるだけで、次に歌うときにすごく助けてくれるんです。
レッスンの度に同じことを注意されてしまうのはもったいないです!
書くことで、“あ、自分ここ苦手なんだな“って客観的にも見えてくる。
気を付けよう!って意識できますよね。
それが上達の第一歩です♪
また、私は外国語の曲に取り組むときには、
言葉の意味を書いておくようにしています。
そうすることで、どの単語が重要な意味を持つのか・・・とか、
このフレーズは何を歌っているのか・・・とかが、一目でわかります!
◆「きれいに書かなきゃ」なんて思わなくていい
中には、「楽譜を汚したくない」「見た目がぐちゃぐちゃになるのがイヤ」という方もいます。
私も昔はそうでした。
歌を習い始めたころの私は、楽譜に鉛筆を入れるのが苦手で、
きれいなままにしておきたくて、あまり書かないタイプでした。
そして案の定、いつも同じことを指摘される始末(涙)
でもある日、ふと思ったんです。
「楽譜は使い倒してこそ、私のものになる」
それからは、遠慮せずガンガン書くようにしています。
今はむしろ、ほんの些細なことでも書き込まないと落ち着かなくなりました。
今見返すと、昔の楽譜はほとんど“黒いノート”みたいになっています。
本当にぐちゃぐちゃで、私以外の誰も解読できないでしょうね(笑)
でもそれを見ると、
「あのときここで悩んでたな」「この曲すごく頑張ってたな」
って思い出せて、また頑張ろう!って思えるんです。


まるで日記みたい。それもまた、音楽の宝物ですよね♪
◆上達のコツは、「あとで見返してわかること」
レッスン中に書き込んだことを、あとで見返してみてください。
「あ、ここ注意されたんだった!」
「このフレーズは“ふわっ”とだったな」
見ながら、思い出しながら歌うだけで、前回よりずっといい演奏ができるはずです。
音楽は、“思い出す練習”でもあります。
だからこそ、書いておくことが何よりの近道なのです。
「何を書けばいいかわからない」という方も大丈夫!
最初はマークでもOKです♪
Ⅴ:ブレス
☆:要注意
こんな感じで十分!
あとは、たとえば私は、
何回歌っても音程を間違えるところをぐるぐる囲ったり、
拍がとりやすいように縦線を引いたり。
#(シャープ)とか♭(フラット)とかも平気で書き込んじゃいます。
どうせ自分しか見ないので(笑)

大事なのは、“自分があとで見返してわかること”。
誰かに見せるためじゃなく、自分の練習を助けるためなんです♪
◆最後に
上達していく人の楽譜って、みんな共通して「汚い」です(笑)
でもその“汚さ”こそが努力の跡であり、成長のしるし。
あなたの楽譜は、あなただけの音楽ノート。
あなた自身の音楽の地図です。
書けば書くほど、成長の跡が残り、その地図はあなたらしく輝いていきます。
そしてその積み重ねが、やがて“あなたの声”を作っていくのです。
いっぱい書いて、いっぱい迷って、いっぱい成長していきましょう!
今日も一歩ずつ、楽しく前へ進んでいきましょうね♪
遠藤 萌香




